IT企業で働く男子が教えるブログ

男からみたら世の中こんな風に見えています

こんな社会人や企業は腐敗する!?

 

社会人になると自己研磨みたいなセミナーとか資格とか色々聞くけど、ハッキリ言って無駄。

 

個人的にダメなやつの典型と思うのは

 

 「起業したいからセミナー(経理とか事務処理系は除く)受けるやつ」

 「マーケティングのセミナーとか資格取得励んでいるやつ」

 

起業したくて帝王学を学ぼうとしたり、マーケティングできるようになるために勉強しているあなた。

その時点で才能ないからやめたほうがいいですよ。たぶん。

 

この2つに共通することは、環境に依存する事象なのに過去の経験を学んでいること。

時間や環境は変わるので、過去の手法は意味がありません。

ただ、すべてを否定するわけではなく、両方とも"本質"を知ることに意味があるのです。

手法や方法はどうでもよくて、そうする理由を学ぶことが大切なのです。

こういうことって基本的に誰かに教わらなくても自分で考えれば同じ結論に達します。

個人的には数学と似ている感じですかね。

 

数学ってできる人にはとても楽な教科なんです。

だって公式とかなんにも覚えなくてもできるからです。

自分で考えれば導きだせるから、テスト中に考えれば公式がわかる。

公式を覚えていればもちろん簡単に短時間でできるという意見も一理あると思いますが、大抵そういう人は「公式がなんで成立するのか?」を覚えてないと説明できなかったりします。

 

つまり、学びに行くと普通は教えられたことを覚えようとするので根本の理由を考えなくなってしまうのです。

もちろん、ただ決まったことを覚えて上辺の手法で成功することもあります。

しかし、そういう人は何度も成功はできないのです。

実力ではなく、運の力がおおきすぎるからです。

 

先日ニュース記事でどこかのマーケティングを専門にしている大学教授が、大手デパートの爆買いについてコメントをしていた記事があったのですが、教授は「大手デパートは爆買いに対応するために免税店フロアの拡張や中国人スタッフを増員させたことはマーケティング的には正しい」と言っていました。

私は間違っていると思います。

そもそもこの事象は一時的なものであることと完全に他力(外部要因)に頼っているからです。

賢い経営者は設備や人権費への投資額を爆買いが終わる短期で回収でき、それを実行した場合の従来の売上への影響(一定数の日本人の優良顧客が離れる)を考慮して実施するべきかを判断するはずです。

そうすると、必ずしも一時的にでも売上を伸ばすためだとしてもやるべきではないという判断がされるはずです。

 

最近、企業や政治はとにかく売上や利益を拡大する=海外進出となっていますが、それがそもそも間違いだと思います。

お金を増やすのではなく、それぞれ身の丈にあった規模のビジネスを堅実に行うかことが重要なのです。

だから、日本企業は外部の要因が強くリスクの高い海外に市場を広げるよりも、小さくなる日本市場で会社が維持でき支持されるビジネスモデルを目指すべきなのです。

日本の市場が小さくなる=人口が減少=社員も減少なのですから、売り上げを無理に伸ばす必要はありません。

株主のため?という言い訳もよく聞きますが、自社株のほとんどを回収できない=自社の体力以上のことをしていて結果がだせていないだけで、それ自体を改善しなければいけないと思います。

株を発行する=利息付きの借金をしているという意識を強く持ち、企業は株を回収できるビジネスモデルを考えるべきだと思います。

日本市場で高い評価を得て、日本仕様のものでも欲しいという海外の人に売ればいいだけで自社で投資をして海外に売るための活動をする必要はないのです。

 

それと併せて、もっとあらゆる面で自給率を高くすることが本当は日本の将来のために必要なことではないでしょうか?