IT企業で働く男子が教えるブログ

男からみたら世の中こんな風に見えています

緊急事態宣言からみる、日本の人々③

⑤不要不急って表現が抽象的

よく言われている「不要不急の外出」という言葉。日本人はこんな表現で政府がお願いをしただけでも多くの人が協力して自粛しあう。これって日本じゃないとできないことだと思います。日本人って素晴らしいなぁと思います。

一方、日本人って周りの目があるところでの体裁は守りますが、いざとなると極端に人のことよりも自分のことや家族が第一!という思考が強すぎると思います。ボランティアなどが諸外国に比べて生活に根付いていないのが原因なのかな?と感じる今日この頃。

けど、不要不急ってホント人それぞれで基準がないですよね。

精神的に異常になってしまうと自分で察知できる人は、外に出て陽の光を浴びたり自然と触れ合おうと思って、自分の健康を害してまで徹底的な自粛をしようとは思わないはずです。病気のための自粛で病気になるリスクを受け入れる人は少ないだろうし、そもそもなんのための自粛?ってなりますよね。

一方、外に全く出なくても平気と考える人もいて、そもそも何が幸せでどんな生き方をしたいかは人によってバラバラなんだし。ダイバーシティーとか、ジェンダーレス、男女平等とか散々色々受け入れよう!ってのが本質的に必要なら同じことのような気もしますよね。

⑥緊急事態宣言延長?

ゴールデンウィーク(GW)があるのに、なぜ政府はGW前に判断を明確にしないの?普通に考えればみんなに迷惑。

GW明け直前に言われても、突然会社や学校が出社や通学再開できるわけ無い!社員や学生に確実に周知できないし、そのための計画や準備もできない。全くもって判断の遅さに振り回されるばかりですね。

おそらく今回の休業要請やテレワークで、いままで必要性のなかった嗜好性の商売や、海外からの輸入でただ低価格というだけで物売りをしていた会社などはある程度淘汰されると思います。本当に必要なものや必要な技術を持っていない会社は、金額だけを安くして消費者を騙して商売しているだけのように感じるので。

今回のマスクがいい例です。中国から安く仕入れたマスクは、余裕がある時は中国もたくさん提供してくれますが、いざ自分達の国で必要になったら輸出をストップです。わざわざ海外に自国の分が不足している状況で売らないので当たり前ですよね。それに伴って価格が上昇して非常時に入手が困難になる。

家電などもそうですが、これまで多くの人が同じような性能なら後から技術を真似た、安い海外性を買うという行為が繰り返された結果が、今回のような状況を作ったんです。少し高くてもその技術を作った日本製をみんなが買って、日本の会社が存続していればこんなに物が不足したりすることはないのに。日本製が高いと感じるのは消費者がさらに他のものなどを買って裕福に過ごしたいという、目の前の安易な欲望に負けているからです。

日本の企業側も株主のためと言って海外進出をし、売り上げを伸ばそうとしているような会社も同じです。株主の生活や国を最終的には苦しめるリスクがあるのに、お金で株主に還元を少しでもできるように無理をする。本来株主はお金儲けではなく、社会を幸せにしてくれるという期待に対して投資をする形が正しいのではないでしょうか?これらの全ては、物事の本質を見失っていることが原因だと思います。

元々貴族などの上層や富裕層をターゲットとしたビジネスや、技術力を自社で持っているような会社は、これらのあるべき姿のモデルが今も継続できているので潰れたりすることはないと思います。そう考えると、資本主義って怖いですね。。。

 

つづく