IT企業で働く男子が教えるブログ

男からみたら世の中こんな風に見えています

みんなが勘違いしているITスキル

最近、国などの大きなシステムやサービスで色々不具合や不十分な性能の問題が多いですね。

デジタル庁も民間から登用したり頑張っていますが、そもそもITの真のスキルを持っている人が殆どいないのが原因な気がします。

よくプログラマーであればJavapython、AI関係の開発言語が得意という人を見かけますが、こういう人材の作った大規模なシステムは大体不具合が出る気がします。

何故なら最近の開発言語は、オープンソースなど誰かが作ったライブラリを使うのが一般的で、ゼロからすべてを自分で書くことはまずありません。

つまり、プログラムの上辺で組み合わせをして作る能力があるだけで根本的な基礎知識が無いのです。

例えるなら、ゲームのプレイは一流だけどゲーム機の接続方法は知らないから急に音が出ない自体になっても対処は出来ないといった感じでしょうか。

(例えの例が小学生レベルの才能なので分かりづらいですが…)

 

ITシステムは必要な技術領域が広いので、その中の一部のスキルが一流でも基礎を知っていることと大規模な組織でのある程度の経験(10年ぐらいは)が無い人材は、どれだけ集めても不具合の少ない大規模なシステムを作れないと思います。

個人的にはプログラマーなら、C言語も得意というレベルじゃ無いと信用なりませんね。

大手企業はコストや無駄も多く、動きも遅いので個人の力を伸ばしたい若手社員からすると不満はたくさんあると思いますが、気づかない間に無駄の中で行われている「1人では出来ないことが見えないところで自然に補完されていることを知る」経験が大規模なシステムを作る上で必要なのだと思います。

ベンチャーでは実現出来ない大きな見えないバックグラウンドがあることを、もっと多くの人に知ってもらう必要があると思います。

大企業をひいきする訳ではなく。